高速乗合バスと高速ツアーバスの違いについて

高速バスには制度上、路線バス会社による「高速乗合バス」と、旅行会社による「高速ツアーバス」の2種類があり、外形上は区別がつきにくいのですが、利用者の契約の相手方がバス運行の安全確保にどこまで責任を負うのかなどの違いがあります。利用者から見た場合の主な違いについては下記のとおりです。

高速乗合バス: 路線バスの一種。道路運送法に基づき路線バス会社が企画・販売・運行します。契約の相手方である路線バス会社がバス運行の安全確保に責任を負います。

高速ツアーバス:募集型企画旅行商品の一種。旅行業法に基づき旅行代理店が貸切バスを借り上げて企画し、人員の輸送を貸切バス会社が運行します。利用者の契約は旅行代理店となり、バス会社はバス運行の安全確保は直接の責任を負いません。

※2012年4月29日に関越自動車道の藤岡ジャンクション付近で発生した高速夜行ツアーバスの過労による居眠り運転事故を契機に、高速ツアーバスについては規制の方向に切り替えられるようになり、国土交通省・観光庁は両者の誤認を避けるために高速バス表示ガイドラインを2012年6月29日に通達し、「高速乗合バス」と「高速ツアーバス」の別などを明示するよう指導。後に制度変更が行われ、2013年7月末をもって募集型企画旅行としての高速ツアーバスを運行することはできなくなった。これにより、業界大手の企業については、体制を整備し、2013年8月から乗合バス事業の認可を得て、後述する「新高速乗合バス」に転換したが、「新高速乗合バス」に転換できる企業体力のない中小業者のほとんどは事業の停止・撤退を余儀なくされた経緯があります。


もみじ
もみじ旅行社のもみじです。進めば道は開く!